
リフォーム需要は不急不要である。
今年は桜の花が長く見られましたね。一方サラリーマンの賃上げ額ですが、ぱっとしませんね。
昔のことを言うと、年をとったせいであると言われそうですがあえて一言言わせていただきます
。経済成長率が今の中国のように伸びていた時代には賃上げ額は万円台の引き上げ額でしたね。
高額な買い物である分譲地や注文住宅でも、ローンを借りて購入すれば、購入当初は収入に対する返済率が高くても、3年くらい経過すると、ローンの返済額相当くらいの賃上げがあり、ローン返済の負担はすぐに軽減されました。当時の金利といえば9%から10%近くでローンを20年組むとその返済額総額は借入金の2倍以上にもなったものです。高額の賃上げ率がそうしたローン負担を軽減して、次から次えと不動産の買い替えも行われ、不動産業、住宅業が華やかな時代であったわけです。そうした経験をつんできた人たちが、団塊の世代の人たちです。ローンの返済も済み退職金も手に入れ、リフォームターゲットとして考えられているわけです。しかし団塊の世代が過ごしてきた時代背景と年額の賃上げ額が1000円台の現代、そして年金の混乱、後期高齢者保険制度、諸物価の値上がり等今後のことを団塊の世代がどう考え、どう行動するのか考えなければいけないのではないでしょうか。団塊の世代の住宅も古くなっていることも事実、お金を持っているのも事実、ではどうしたらリフォーム市場に団塊の世代を引っ張り出せるかが課題ですね。
リフォーム会社として考えなくてはならないことがあります。それはリフォーム需要は不急不要であるということです。キッチンリフォームをしなくても料理できないわけではない。浴室リフォームをしないから風呂に入れないわけではない。そうした需要特性を踏まえて需要者の「不急」「不要」の「不」をどうしたら取り去り、「急」「要」な需要に置き換えられるかがリフォーム商売の難しいところですね。